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【コラム６６】徹底したイメージ管理～立体商標「ペコちゃん」～
2023.5.22
数ある販促キャラクターの中でも高い人気と知名度を誇る、株式会社不二家の「ペコちゃん」ですが、実は立体商標として登録されています。立体商標とは、商標のうち立体的なもの、例えば製品のデザインや形状などを指します。ペコちゃん人形の他には、株式会社ヤクルトの製品「ヤクルト」の容器や、株式会社明治の「きのこの山」の形状などが登録されています。
「ペコちゃん」の商標管理は徹底されており、模倣品が出ることはほとんどないと言われています。同社の主力商品であるお菓子以外の分野でも、不正使用を厳しくチェックしています。また、社内向けには使用する際のマニュアルを作り、他社の商品への使用許諾も出さずに徹底したイメージ管理を行っているようです。
高品質な製品によって得た信頼が商標の価値を高め「このブランドの商品なら欲しい」という期待や安心感に繋がります。そうした商標を安定して使用し続けるためには、他社に模倣されないための権利化が必要になります。会社の顔にもなるキャラクターを育てるために商標登録は重要です。
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