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【コラム65】グッドウィルとは?顧客を掴む商標の力

2023.5.16

今回は「グッドウィル」を蓄積するための商標の重要性についてご紹介します。

グッドウィルとは、ブランドが持つ顧客吸引力のことです。良い商品やサービスを提供するブランドは顧客に信頼され、グッドウィルが蓄積されていきます。グッドウィルを蓄積した商標を他社に使用されないためには商標登録による保護が大切です。

グッドウィルの力が大きくなった例として、大三商事の社名変更が挙げられます。現在はロゴスコーポレーションという社名で、アウトドア用品のメーカーとして知られています。

商標「ロゴス」はもともとゴムボートの商品名として使用されていましたが、アウトドアブームの追い風の中、その品質の良さでグッドウィルが蓄積し、社名が「ロゴス」であると誤解されるまでになりました。このように、商品への満足は商標への信頼となり、社名を変更するきっかけになることもあります。

せっかく得た信頼を横取りされたり、模倣商品で消費者を混乱させたりしないためには、商標権を獲得して他社による悪用を防ぐ必要があります。保護だけでなく、常に消費者の期待を裏切らない商品やサービスを提供し続ける努力が、大きなグッドウィルに繋がったと言えます。

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