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【コラム57】 知的財産権を重視した販売で大ヒット

2023.2.16


「エンゲルス」はプラスチックケースに硬貨を入れる溝があり、硬貨の数を数えなくとも硬貨の枚数が分かるように溝の中にメモリのあるコインケースです。
今回はエンゲルスが大ヒットした背景をご紹介します。

エンゲルスはコンビニエンスストアの元店長が、売り上げを計算するのに必要だからという理由で自ら開発したものです。

これが新製品情報誌で紹介されると、すぐに売らせてほしいとの申し込みが殺到し、新会社を立ち上げることとなりました。
新会社設立後、売り上げは順調でしたが、たちまち模倣品攻勢に悩まされていました。そこで、実用新案を出願しながら、その登録が完了するまでは不正競争防止法による模倣品の製造・販売差し止めの仮処分を裁判所に申し立て、承認をもらいました。さらに実用新案登録が完了してからは、より広範囲な保護が受けられ、完全な防御態勢が整いました。

知的財産権を活用したのは、過去の苦い経験があってのことだそうです。
過去に自ら自転車やスキー用キーのアイデアを考えたのにも関わらず、コンクールに応募したところ選には漏れ、全く同じアイデアの商品が大手企業から売り出されてしまいました。当時は知的財産権について詳しくなかったため、手の打ちようがなかったと言います。

この経験からエンゲルスの販売時には知的財産権を大いに活かし、模倣品を抑えることで大ヒットまで導くことができたと言えるでしょう。

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